退廃的なサイバーパンクを想起させる色はくすんだ黄色か。はたまたピンクか
接してきた作品によるものではないかと思われます。表現される舞台やその内容によって、持つイメージカラーが変化するのではなかろうかと。
下品なネオンに照らされる中で非合法ドラッグが日常的に売買される渋谷なのか。
退廃的で薄汚れた明かりと砂埃に支配される上野なのか。
個人的には、ニューロマンサーから始まり果てはバルドシリーズの影響を強く受けている手前、緑であったり黄色であったりを思い浮かべますが、いずれも下品な色合いであり、大変な好物でございます。
退廃している世界であっても、活気が失われていない独自の文化体系で経済が隆盛している風景が好きでして、九龍城砦はいまだ憧れの的であります。
築40年を過ぎた大規模マンションから漂う同種のソレを感じる度に、カメラを構えたくなるものです。
撮影:EOS 80D (ef50mm f1.8 stm)